【CD】『月夜の海に浮かべれば』鶴丸 はるか&安部 一城

『月夜の海に浮かべれば』鶴丸 はるか&安部 一城

日本の美しい名曲の数々が、ジャズやラテンのエッセンスを取り入れた斬新なアレンジで蘇る。後世に歌い継いでいきたい日本の叙情歌・童謡に、愛情をたっぷり注いで生み出された、どこか不思議で新鮮、そして懐かしいアルバム。
かつて子供だったすべての人へ・・・。

●5歳の頃から少年少女合唱団に所属し、英国ロイヤルオペラやミラノスカラ座など、海外のオペラ座やバレエ団による来日公演に子供コーラスとして多数出演経験を持つ鶴丸はるか。92年の英国ロイヤルバレエ「真夏の夜の夢」では、子供コーラスのソリストとして抜擢されるなど、その才能は早くから評価されてきました。また、宮崎駿映画「耳をすませば」の主題歌バックコーラスや、その他童謡・CMソングなど様々なジャンルの歌を歌いこなし、その女性らしい表現力とパワフルさを兼ね備えた伸びやかな歌声は幅広いファンを獲得しています。近年ではジャズ・ヴォーカリストとして数々の有名クラブに出演しながら、サルサ・バンドやビッグバンドのメイン・ヴォーカリストとしても活躍しています。

●そんな彼女のセカンド・アルバムとなる本作は、N響トランペッター佛坂咲千生とのユニット「J’z Craze」のギタリストとして知られ、作編曲家としても高い評価を受けるギタリスト、安部一城とのデュオで送る、日本人の心の根幹に息づく叙情歌や童謡を、ジャズやラテンのアレンジで聴かせる意欲作。

●数年前、とある保育園のラテン音楽会に歌いに行った際、子どもたちが「あかとんぼ」等の楽曲を全く知らないことに衝撃を受け、このままでは日本の素晴らしい名曲が失われてしまうと危機感を感じたという鶴丸。彼女自身、幼少の頃から、これら日本の宝とも言える楽曲たちに深く関わってきたこともあり、その思いは特に強かったといいます。そして数年の月日を経て、ファースト・アルバムでも息の合ったコンビネーションを聴かせてくれた安部一城とのデュオという最高の形で実を結ぶ事となりました。

●取り上げた楽曲は山田耕筰や北原白秋、野口雨情、中山晋平といった日本が世界に誇る童謡作家/詩人たちの名曲の数々。「かなりや」「この道」「赤とんぼ」「しゃぼんだま」「おぼろ月夜」といった、誰もが口ずさんだことのある美しいメロディーが、ジャズやラテンのエッセンスを取り入れた斬新なアレンジでで生まれ変わります。

●忘れた歌を思い出してもらうという意味をこめて、「かなりや」の歌詞から、「月夜の海に浮かべれば(・・・忘れた歌を思い出す)」というタイトルにしたという本作。絵本のように可愛らしくファンタジックなジャケットデザインは、鶴丸の実妹でイラストレーターの鶴丸のどかが担当。ギターと歌のみのシンプルな構成によって、優しくも凛とした歌声を一層際立たせ、懐かしさを呼び起こされるメロディーの中に新鮮で心地良い空気が流れる、まさにこのジャケットのように少し幻想的な夜に身を置いて月を眺めているような、不思議な暖かさに包まれるアルバムです。

『月夜の海に浮かべれば』
 鶴丸はるか(歌)、安部 一城(ギター)

【収録曲】
 1.かなりや (西條八十/成田為三)
 2.この道 (北原白秋/山田耕筰)
 3.からたちの花 (北原白秋/山田耕筰)
 4.うさぎのダンス (野口雨情/中山晋平)
 5.やえざくら (鶴丸はるか)
 6.雨降りお月さん (野口雨情/中山晋平)
 7.浜辺の歌 (林古渓/成田為三)
 8.赤とんぼ (三木露風/山田耕筰)
 9.砂山 (北原白秋/山田耕筰/中山晋平)
 10.しゃぼんだま (野口雨情/中山晋平)
 11.叱られて (清水かつら/弘田龍太郎)
 12.おぼろ月夜 (高野辰之/岡野貞一)
 13.ペチカ (北原白秋/山田耕筰)
 14.蘇州夜曲 (西條八十/服部良一)
【税込価格】2,500円
http://www.ahora-tyo.com/detail/item.php?iid=16570

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